更新情報11/5(木)

電子請求受付システム(国保連)とは|介護のログイン・始め方・電子証明書の料金・ログインできないとき【2026年】

介護ツールナビ編集部公開

要点

電子請求受付システムとは、介護事業所が介護給付費などの請求データをインターネットで国民健康保険団体連合会(国保連)に送るための、国民健康保険中央会(国保中央会)のシステムです。介護保険の請求に使う入口は、正式には「介護電子請求受付システム」と呼ばれます。請求の期間は毎月1日〜10日で、ログインのパスワードは180日の有効期限があります。請求に使う事業所の介護保険証明書は、2026年4月1日から7,800円(有効期間3年)になりました。ブラウザで開く画面には請求データを送る機能がなく、送信には請求ソフトが別に必要です。このシステムのIDとパスワードは、介護WEBサービスやLIFEを使い始めるときにも使います(いずれも2026年10月6日時点で公表されている内容)。

数字電子請求受付システムの数字(2026年10月6日時点)
  • 1日〜10日毎月の請求期間法令は翌月10日まで
  • 7,800円事業所の介護保険証明書2026年4月1日から
  • 3年証明書の有効期間介護保険証明書など
  • 180日パスワードの有効期限切れたら変更が必要

国保連の電子請求受付システムとは

電子請求受付システムは、事業所の請求ソフトから送られた請求データを受け付け、国保連の審査支払のシステムに渡す仕組みです。総合窓口の電子請求受付システムから、「介護保険」「障害者総合支援」「代理人」の3つの入口に分かれています。

関係介護給付費の請求データの流れ
  1. 請求ソフト事業所で請求データを作る
  2. インターネット
  3. 電子請求受付データを受け付ける
  4. 渡す
  5. 国保連審査と支払い

ブラウザでアクセスする電子請求受付システムの画面には、請求データを作ったり送ったりする機能はありません。送信には、介護ソフトの請求機能や国保中央会の「介護伝送ソフト」(現在はVer.10)などの請求ソフトを使います。ブラウザの画面で行うのは、届出・電子証明書の申請・お知らせや通知文書の確認などです。

請求事務を業者などの代理人に任せる「代理請求」もできます。代理請求では、事業所が電子証明書を取ったり、送信用のプログラムを入れたりする必要はありません。

法令では「インターネットか光ディスク」が原則

介護給付費の請求は、「介護給付費及び公費負担医療等に関する費用等の請求に関する命令」の第2条で、電子情報処理組織(インターネット)を使うか、光ディスク等を国保連に出す方法で行うと定められています。大阪府国保連は、平成30年3月31日で紙(帳票)による請求は原則できなくなったと案内しています。紙で請求できるのは、附則で定める例外(回線の障害、導入作業中など)に当たり、届け出た場合だけです。兵庫県国保連は、やむを得ず紙で請求するときは請求のたびに免除の届出が要ると案内しています。

請求の方法内容
インターネット(伝送)請求ソフトで作ったデータを、電子請求受付システムを通して国保連に送る
電子媒体データをCD-Rなどの光ディスクに保存して国保連に出す
紙(帳票)法令の例外に当たり、届け出た場合だけ

請求の期間:毎月1日〜10日

請求は、各月のサービス分を翌月10日までに行います(請求命令第3条)。電子請求は、国保連側のファイルに記録された時点で届いたとみなされます。国保中央会のヘルプデスクの案内では、請求期間は毎月1日〜10日です。

請求から審査・支払までの1か月の流れは介護保険請求の記事で説明しています。

伝送の受付時間と締め切りの時刻は、都道府県の国保連によって違います。

国保連伝送の受付時間・締め切り
大阪府伝送なら24時間受付(午前3時〜5時は点検のため受付不可)
宮城県インターネット請求の締め切りは10日の午後5時15分。それまでは何度でも取り消して送り直せる

所在地の国保連の案内で締め切りの時刻を確かめておきます。システム自体は原則24時間365日使えますが、毎月14日の午前0時からはシステムの縮小作業があり、14日の午前8時頃に強制的にログアウトされる場合があります。

使い始める手順:5つの準備

インターネット請求を始めるための準備は、国保中央会の資料(令和8年4月版)では次の5つです。届出から請求できるようになるまで1か月程度かかります。

手順インターネット請求を始める準備(国保中央会 令和8年4月版)
  1. 動作環境の確認パソコンのOSとブラウザ
  2. IDとパスワードの取得国保連から郵送で届く
  3. 請求の届出請求及び受領に関する届出
  4. 電子証明書の取得申請から数日で発行
  5. 統合インストーラ送信時に自動で働く
  • IDとパスワード: KJから始まるユーザIDと仮パスワードは、国保連から郵送される「電子請求登録結果に関するお知らせ」に書かれています。令和8年4月以降に新しく開設した事業所には、開設から1か月後を目安に届きます。お知らせには、ログイン用の仮パスワードとは別に「証明書発行用パスワード」も書かれています
  • 届出: ログインしたあと、「ユーザ情報変更」メニューから「請求及び受領に関する届出」を出します。法令でも、電子請求を始める前に国保連へ届け出ることになっています
  • 電子証明書: ログイン後の「証明書」メニューで発行を申請すると、数日で国保連から発行されます。使うパソコンにダウンロードしてインストールします
  • 統合インストーラ: 請求ソフトで請求データを送るときに自動で働くプログラムで、入れたあとに設定は要りません

紙や電子媒体で請求していた事業所がインターネット請求に切り替えるときは、電子証明書を申請する前に「介護給付費等の請求及び受領に関する届」で請求の方法を「伝送(インターネット)」に変えておきます。国保中央会は、原則として、この届が国保連に受理されてから証明書の申請が承認されると案内しています。

初めてログインするとき

初めてのログインでは、IDと仮パスワードを入れ、利用規約に同意してから、パスワードの変更、メールアドレスとセキュリティ用メールアドレスの設定をします。セキュリティ用メールアドレスの登録は必須で、パスワードを忘れたときの再設定にも使います。パスワードは8文字以上16文字以内で、英字と数字を1文字以上ずつ混ぜて設定します。

電子証明書の種類と料金

請求に使う電子証明書の料金は、2026年4月1日に改定され、事業所の介護保険証明書は13,200円から7,800円になりました。有効期間はいずれも3年です。

証明書料金(2026年4月1日以降)有効期間
介護保険証明書(事業所)7,800円3年
介護保険証明書(代理人)13,200円3年
介護・障害共通証明書13,900円3年
介護DX証明書無償。ただし請求には使えない—
  • 手数料は事業所番号ごとにかかります。事業所番号を複数持つ法人は、1つの証明書で100事業所まで請求できる代理請求も検討するよう案内されています
  • 東京都国保連は、途中で解約しても手数料は返金されないとしています
  • 介護DX証明書は、介護WEBサービスなどを使うための証明書です。介護WEBサービスについては介護WEBサービスの記事で説明しています
  • 証明書の料金のほかに、インターネット回線や請求ソフトの費用がかかります。介護ソフトの料金の形は介護ソフトの料金相場にまとめています

ログインの入口

ログインは、総合窓口の「介護保険の請求はこちら」から介護の画面に進み、ログイン前のお知らせ一覧の画面の「ログイン」から入ります。ログイン画面でユーザIDとパスワードを入れます。スマートフォンなどでは、一部の機能だけを使える「モバイル窓口」があります。

ログインできないときの対処

ログインできないときは、パスワードの期限・入れているパスワードの種類・ロックの3点を確かめます。国保中央会のFAQと資料では、次のように案内されています。

状況対処
パスワードの期限が切れたパスワードの有効期限は180日。期限が切れたら変更が必要
正しいはずのパスワードが通らないログインに「証明書発行用パスワード」は使わない。ログイン用のパスワードを入れる
ロックされた3回続けて間違えるとロックされる。30分たつと自動で解除される
パスワードを忘れた(セキュリティ用メール登録済み)ログイン画面の「パスワード等を紛失した方はこちら」から、メールで届く6桁のワンタイムパスワードを入れて、その場で再設定する
パスワードを忘れた(セキュリティ用メール未登録・不明)国保連に再発行を申請する。国保連の審査を経て、事業所台帳の住所に郵送で届くまで数日〜1週間程度かかる

2025年12月22日からは、紙や電子媒体で請求している事業所も、IDとパスワードの再設定やログインができるようになりました。介護WEBサービスを使い始めるためです。

動作環境

項目内容
OSWindows 11 Home/Pro/Enterprise、macOS 15/26(日本語版のみ)
ブラウザWindowsは Microsoft Edge・Google Chrome、macOSは Safari・Google Chrome
Macの制限請求データの送信・照会、通知文書の取得などはmacOSでは使えない。Windowsを使う
Windows 10拡張セキュリティ更新(ESU)に登録した場合は、令和9年10月12日まで動作保証の対象

IDとパスワードは請求以外でも使う

電子請求受付システムのIDとパスワードは、請求のほか、介護情報基盤ポータル、ケアプランデータ連携システム、LIFEを使い始めるときにも使います。厚生労働省の令和8年8月の資料は、介護情報基盤ポータルのユーザ登録には仮パスワードではログインできないとしています。先に電子請求受付システムでパスワードを変えておきます。

請求ソフトの選び方

電子請求受付システムで請求するには、請求データを作って送れる請求ソフトが必要です。介護ソフトや国保中央会の介護伝送ソフトなどの請求ソフトを、別に用意します。介護ソフトの選び方は介護ソフトの選び方、比較は介護ソフトのカテゴリで見られます。請求の実務を担当する人向けのページは事務・請求の担当者向けです。

  1. 1

    ケア樹5.0/5

    株式会社グッドツリー・介護ソフト

    料金公開無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか1

    施設系・通所系・訪問系・居宅介護支援など幅広い事業所向けに、計画書作成・記録・請求・情報共有をクラウドで一括管理する介護ソフト。

  2. 2

    まもる君クラウド4.5/5

    株式会社インタートラスト・介護ソフト

    ¥7,800〜/月無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか2

    クラウド型の介護管理ソフト。請求・記録・ケアプラン作成から国保連伝送までを一元管理でき、複数サービスを運営する事業所は同一法人IDでまとめて利用できる。

  3. 3

    カイポケ4.0/5

    株式会社エス・エム・エス・介護ソフト

    料金は問い合わせ無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか4

    訪問・通所・施設・居宅介護支援・障害福祉など幅広い事業所に対応し、タブレットやスマホでの記録を請求データや帳票に連動させるクラウド型の介護・障害福祉業務ソフト。

  4. 4

    ナーシングネットプラスワン4.0/5

    株式会社LITALICO・介護ソフト

    ¥8,000〜/月無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか4

    居宅介護支援や訪問・通所介護、訪問看護、障害福祉サービスなど幅広い種別に対応するクラウド型の介護記録・請求ソフト。ケアプランデータ連携システムにも対応する。

  5. 5

    ファーストケア4.0/5

    株式会社ビーシステム・介護ソフト

    料金は問い合わせ無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか2

    施設・居宅・地域密着型サービス等に対応する介護保険業務管理ソフト。請求・記録・情報共有を一元化し、ナースコールや見守りセンサー各社製品との連携に対応する。

編集部スコア順(2026年11月5日時点)。当てはまる86本のうち5本を表示。スコアは機能の優劣ではなく、選ぶための公開情報がそろっているかの目安です(採点方法)。

当てはまる86本をすべて見る

訪問看護の医療保険分の請求は、介護保険とは別の仕組みで送ります。違いは訪問看護のオンライン請求で説明しています。

問い合わせ先(ヘルプデスク)

電子請求受付システム(介護)の問い合わせは、介護電子請求ヘルプデスクです。

窓口連絡先受付
介護電子請求ヘルプデスク電話 0570-059-402/FAX 0570-059-422請求期間(毎月1日〜10日)は平日10:00〜19:00・土曜10:00〜17:00。それ以外(11日〜月末)は平日10:00〜17:00。土日祝日は休み
介護伝送ソフトヘルプデスク電話 0570-059-401/FAX 0570-059-411国保中央会の介護伝送ソフトの操作

請求期間の後半は電話が混み合うため、メールやFAXでの問い合わせが勧められています。届出、IDの再発行、証明書の手続きの詳細は、所在地の国保連に確かめます。介護情報基盤と介護WEBサービスの問い合わせは、介護情報基盤ポータルが窓口です。

よくある質問

電子請求受付システムの請求期限はいつですか

各月のサービス分を翌月10日までに請求します。ヘルプデスクの案内では、請求期間は毎月1日〜10日です。10日の締め切りの時刻は国保連によって違い、宮城県は午後5時15分、大阪府は伝送なら24時間受付(午前3時〜5時を除く)としています。

電子証明書の費用はいくらですか

2026年4月1日以降、事業所の介護保険証明書は7,800円、代理人は13,200円、介護・障害共通証明書は13,900円で、有効期間はいずれも3年です。手数料は事業所番号ごとにかかります。介護DX証明書は無償ですが、請求には使えません。

Macで電子請求受付システムは使えますか

ログインはできますが、請求データの送信・照会や通知文書の取得などはmacOSでは使えないため、Windowsを使うよう案内されています。対応OSはWindows 11とmacOS 15/26(日本語版のみ)です。

パスワードを忘れたときはどうしますか

セキュリティ用メールアドレスを登録していれば、ログイン画面の「パスワード等を紛失した方はこちら」から、メールで届くワンタイムパスワードを使ってその場で再設定できます。登録していない場合は国保連に再発行を申請し、郵送で届くまで数日〜1週間程度かかります。

出典

  1. 国民健康保険中央会「電子請求受付システム 総合窓口」
    https://www.e-seikyuu.jp/
  2. 国民健康保険中央会「介護電子請求受付システム お知らせ一覧」(「インターネット請求を始める際の準備について」令和8年4月版、「紙請求、または媒体請求からインターネット請求へ切り替える場合の留意事項について」ほか)
    https://www.kaigo.e-seikyuu.jp/KShinsei/main
  3. 国民健康保険中央会「介護電子請求受付システム FAQ」
    https://cdn.kaigo.e-seikyuu.jp/kaigo/202610001/faq.html
  4. 国民健康保険中央会「介護電子請求受付システム 動作環境」
    https://cdn.kaigo.e-seikyuu.jp/kaigo/202610001/dousakankyou.html
  5. 国民健康保険中央会「介護電子請求をはじめる前に」
    https://cdn.kaigo.e-seikyuu.jp/manual/202610001/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E9%9B%BB%E5%AD%90%E8%AB%8B%E6%B1%82%E3%82%92%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AB.pdf
  6. 国民健康保険中央会「電子請求受付システム専用認証局証明書利用料金表(令和8年4月1日以降)」
    https://cdn.kaigo.e-seikyuu.jp/kaigo/202610001/faq/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E8%AB%8B%E6%B1%82%E5%8F%97%E4%BB%98%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E5%B0%82%E7%94%A8%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E5%B1%80%E8%A8%BC%E6%98%8E%E6%9B%B8%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%96%99%E9%87%91%E8%A1%A8%EF%BC%88%E4%BB%A4%E5%92%8C8%E5%B9%B44%E6%9C%881%E6%97%A5%E4%BB%A5%E9%99%8D%EF%BC%89.pdf
  7. 国民健康保険中央会「セットアップ手順書 電子請求受付システムユーザID・パスワード編」(令和8年1月版)
    https://www.kaigo-kiban-portal.jp/assets/pdf/tebiki_besshi_03.pdf
  8. 国民健康保険中央会「介護伝送ソフト」
    https://www.kokuho.or.jp/kaigosoft/
  9. e-Gov法令検索「介護給付費及び公費負担医療等に関する費用等の請求に関する命令」
    https://laws.e-gov.go.jp/law/412M50000100020
  10. 厚生労働省老健局「ケアプランデータ連携システムの統合と介護情報基盤(介護保険資格確認等WEBサービス)について」(令和8年8月)
    https://www.mhlw.go.jp/content/12306000/001742527.pdf
  11. 東京都国民健康保険団体連合会「インターネット請求について」
    https://www.tokyo-kokuhoren.or.jp/nursing_office/request_internet_billing.html
  12. 東京都国民健康保険団体連合会「受付日程・提出方法について」
    https://www.tokyo-kokuhoren.or.jp/nursing_office/request_submission.html
  13. 大阪府国民健康保険団体連合会「請求期間・方法等」
    https://www.osakakokuhoren.jp/index_kh/seikyu_shiharai/seikyu/
  14. 宮城県国民健康保険団体連合会「介護給付費のインターネット請求」
    https://www.miyagi-kokuho.or.jp/kaigo/2021-0126-1537-11.html
  15. 兵庫県国民健康保険団体連合会「介護給付費等の請求の受付について」
    https://www.kokuhoren-hyogo.or.jp/medical/care/index1.html

制度・料金・製品の情報は変わることがあります。記事は2026年10月6日時点の公開情報にもとづきます。手続きの前に、出典の原文と自治体・提供元の最新の案内をご確認ください。誤りに気づいた方はお問い合わせからお知らせください。

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