更新情報11/5(木)

介護WEBサービスとは|利用登録・ログイン・できないときの確認点とできること【2026年】

介護ツールナビ編集部公開

要点

介護WEBサービスとは、正式名称を「介護保険資格確認等WEBサービス」といい、介護事業所の職員がインターネットにつないだ端末から介護情報基盤の情報(利用者の被保険者証・要介護認定・LIFEの情報など)を閲覧し、やり取りするための国民健康保険中央会(国保中央会)のWEBサービスです。利用料はかかりません。利用登録は、電子請求受付システムのIDとパスワード、電子証明書(介護保険証明書か介護DX証明書)、セキュリティ用メールアドレスがそろっていれば、厚生労働省によると数分で終わります。電子証明書の取得から始める場合は、1か月程度かかることがあります。ケアプランデータ連携を令和9年(2027年)1月の移行後も使う事業所は、2026年12月までの登録が必須です(いずれも2026年10月6日時点で公表されている内容)。

数字介護WEBサービスの要点(2026年10月6日時点)
  • 無料利用料直接の費用は求めない
  • 数分利用登録の所要時間厚生労働省の案内
  • 2026年12月登録の期限ケアプラン連携を使う事業所
  • 令和9年1月ケアプラン連携の統合予定

介護WEBサービスとは

介護WEBサービスは、介護事業所が介護情報基盤を使うための入口です。介護情報基盤は、市町村・介護事業所・医療機関などが介護の情報を共有する仕組みで、介護事業所はこの介護WEBサービスを通して使います。仕組み全体のスケジュールと準備は介護情報基盤の記事にまとめています。

項目内容
正式名称介護保険資格確認等WEBサービス(略称:介護WEBサービス)
運営国保中央会
公式サイト介護保険資格確認等WEBサービス
利用料かからない
使う端末インターネットにつないだパソコン・タブレット・スマートフォン
安全対策端末に入れる電子証明書、ログイン時のワンタイム認証

見られるのは、事業所ごとに本人確認をした利用者の情報だけです。提供しているサービスの種類や職員の職種によって、閲覧できる情報や使える機能の範囲も制御されます。

介護WEBサービスでできること

できることは、利用者の介護保険の証や要介護認定の情報の閲覧と、市町村への届出の代行提出が中心です。国保中央会の資料の「令和8年4月時点」の機能概要では、事業所向けに次の機能が並んでいます。

機能内容
証情報の閲覧介護保険被保険者証、負担割合証、利用者負担額減額・免除認定証などを見る。証の更新内容もすぐ確認できる
要介護認定情報の閲覧利用者の要介護認定の詳しい情報を見る
認定の進み具合の確認主治医意見書の提出状況や認定審査会の実施状況などを見る
LIFE情報の閲覧ADLなどのLIFEの情報を見る
住宅改修・福祉用具購入給付できる金額などを見る
計画作成依頼届出の代行提出居宅(介護予防)サービス計画作成依頼(変更)届出書を代行で提出し、状況を見る。郵送や窓口が要らなくなる
閲覧同意の登録同意が必要な情報を見るための、利用者の同意の確認・登録・取り消し

このほか、医療機関向けに主治医意見書の作成と電子送信の機能があります。ケアプランの登録と送受信は、2027年1月(予定)から使えるようになります。

利用者の情報を見るには本人確認が必要

利用者の情報を見るには、事業所ごとに利用者の本人確認をして、利用者を登録します。方法は2つです。

  • マイナンバーカードを読み取る: 利用者のマイナンバーカードを「マイナ資格確認アプリ」で読み取ります。カードは健康保険証の利用登録が済んでいる必要があり、読み取ってから24時間以内に介護WEBサービスで資格確認をします
  • 介護保険証の券面を入力する: 利用者の介護保険証の券面情報を入力して本人確認をします

利用者の市町村(保険者)が介護情報基盤とのデータ連携をまだ始めていないと、その利用者は一覧に出ません。市町村の利用開始は令和8年4月1日以降、標準化対応を終えた市町村から順に進み、令和10年4月1日までに全市町村で始めることが目指されています。厚生労働省の令和8年7月の説明会資料では、使う自治体は令和8年11月から増え始める見込みとされています。

利用登録の手順と必要なもの

利用登録は、公式サイトの「事業所ユーザログイン」から入り、電子請求受付システムのIDとパスワードでログインして、管理者ユーザを作れば終わりです。必要なものは次の3つです。

必要なもの確かめること
電子請求受付システムのユーザIDとパスワードKJから始まるID。国保連への電子請求で使うもので、1事業所に1つ
電子証明書介護保険証明書か介護DX証明書。電子請求受付システムからダウンロードして端末に入れる
セキュリティ用メールアドレス電子請求受付システムに登録したアドレスに、ワンタイム認証コードが届く
手順利用登録の流れ(国保中央会「新規利用開始までの流れ」)
  1. 事業所ユーザログイン公式サイトのボタンから入る
  2. IDとパスワードを入れる電子請求受付システムのもの
  3. セキュリティコード設定している場合だけ
  4. ワンタイム認証コード登録済みのメールに届く
  5. 管理者ユーザを登録ここから職員のユーザを作る

電子証明書について、国保中央会のセットアップ手順書は、介護DX証明書の申請・発行に費用はかからず、介護保険証明書も発行履歴があればインストールに手数料はかからないとしています。証明書の発行に使うパスワードは、国保連から届く「電子請求登録結果に関するお知らせ」に書かれています。電子請求受付システムに直接ログインして請求しておらず、ケアプランデータ連携システムも使っていない事業所は、証明書の取得から始めます。国保連の運用によっては取得まで1か月程度かかる場合があるため、早めに手続きします。

導入支援事業者への依頼は必須ではなく、事業所が手順書を見て自分で作業してもかまいません。

ユーザは3種類

介護WEBサービスのユーザは、事業所ユーザ・管理者ユーザ・一般ユーザの3種類です。

ユーザ誰が使うか
事業所ユーザ電子請求受付システムと同じアカウント。主に最初の設定に使う
管理者ユーザ事業所ユーザが作る。一般ユーザを作り、管理する
一般ユーザ現場の職員が使う

ワンタイム認証コードはメールかSMSで受け取るため、職員ごとにメールアドレスか携帯電話番号が要ります。国保中央会のよくある質問は、どちらも持っていない職員にはGmailなどのフリーメールの利用を検討するよう案内しています。

ログインの入口は2つ

公式サイトのトップには、「管理者または一般ユーザ」と「事業所ユーザ」の2つのログインの入口があります。ふだん職員が使うのは前者で、事業所ユーザ(電子請求受付システムのアカウント)で入るときは後者を使います。

管理者・一般ユーザのログインは、端末の電子証明書を選び、IDとパスワードを入れ、メールかSMSで届くワンタイム認証コードを入れる流れです。過去24時間以内にログインしていれば、ワンタイム認証は省略されます。パスワードは3種類以上の文字を使い、8桁以上で設定します。

ログインできないときの確認点

ログインできないときは、選んだ証明書・入口・ワンタイム認証コードの順に確かめます。国保中央会の操作マニュアルとよくある質問では、次のように案内されています。

状況確かめること
証明書の選択画面が出る「キャンセル」を押すと接続できない。発行元が「e-seikyuu」の証明書を選ぶ。複数あるときは10桁の事業所番号で見分ける
自分の事業所ではない事業所番号が出る選んだ証明書が違う
事業所ユーザでログインできない「事業所ユーザログイン」の入口から入っているか
ワンタイム認証コードが届かない登録したメールアドレス・電話番号、迷惑メールフォルダ、SMSの受信設定
ワンタイム認証コードが通らない送信から30分を過ぎると失効している
アカウントがロックされた一般ユーザは管理者ユーザが、管理者ユーザは事業所ユーザが解除する
電子請求受付システムのパスワードが分からない電子請求受付システムのログインページの「パスワード等を紛失した方はこちら」から再発行する。セキュリティ用メールアドレスを登録していれば数分、未登録なら数日から1週間程度で国保連から書類が届く

マイナンバーカードの読み取りで「E-032-6002」と出るときは、そのカードの健康保険証の利用登録が済んでいません。

利用料と端末・カードリーダー

介護WEBサービスの利用料はかかりません。新たに要るのは、マイナンバーカードを読み取るカードリーダー(汎用カードリーダー、またはかざして通信できる拡張APDU対応のスマートフォン)、電子証明書、マイナ資格確認アプリです。端末とBluetoothでつなぐカードリーダーは、使えないものが多いとされています。

カードリーダーの購入と接続サポートの費用には、令和8年度の助成金があります。上限額はサービスの種別ごとに4.2万〜6.4万円(税込)で、パソコン・タブレット・スマートフォンは対象外です。詳しくは介護情報基盤の記事の助成金の節にまとめています。

動作環境

操作マニュアル第2版(2026年9月29日)の動作環境は次のとおりです。

端末OSブラウザ
WindowsのパソコンWindows 11Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox
MacmacOS 15.4以上Safari、Google Chrome
タブレット・スマートフォンiOS 18.5以上、iPadOS 18.5以上、Android 15以上などMicrosoft Edge、Safari、Google Chrome、Mozilla Firefox

モニタの解像度は1920×1080ピクセル以上が推奨です。

ケアプランデータ連携は令和9年1月に統合

ケアプランデータ連携システムは、令和9年1月(予定)に介護WEBサービスの「ケアプランデータ連携機能」になります。移行後はパソコンに入れるクライアントソフトが要らなくなり、年額21,000円の利用料(令和8年度中はフリーパスキャンペーンで無料)もかかりません。移行後も続ける、または新しく始める事業所は、介護WEBサービスの利用登録が必要で、国保中央会は「2026年12月までに必須」としています。市町村が介護情報基盤に対応しているかどうかには関係ありません。

移行の段取り、今のシステムの始め方、ヘルプデスクはケアプランデータ連携システムの記事で扱っています。

介護ソフトから直接使えるようになる(API連携)

厚生労働省は令和8年8月31日、介護ソフトと介護WEBサービスをつなぐ「API標準仕様書(第1.0版)」が確定したと案内しました。この仕組みに対応した介護ソフトなら、職員はブラウザの画面を開かずに、ふだん使っている介護ソフトの上で被保険者証などの情報を見られるようになります。ケアプランデータ連携の標準仕様もこの仕様書の別紙になり、その実装は令和9年3月下旬頃の予定です。

移行後にケアプランデータ連携を使えるのは、標準仕様第4.1版または第5.0版に対応した介護ソフトだけです。いま使っているソフトの対応は提供元に確かめます。対応状況の見方はケアプランデータ連携に対応した介護ソフト、介護ソフトの比較は介護ソフトのカテゴリで見られます。

  1. 1

    ケア樹5.0/5

    株式会社グッドツリー・介護ソフト

    料金公開無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか1

    施設系・通所系・訪問系・居宅介護支援など幅広い事業所向けに、計画書作成・記録・請求・情報共有をクラウドで一括管理する介護ソフト。

  2. 2

    まもる君クラウド4.5/5

    株式会社インタートラスト・介護ソフト

    ¥7,800〜/月無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか2

    クラウド型の介護管理ソフト。請求・記録・ケアプラン作成から国保連伝送までを一元管理でき、複数サービスを運営する事業所は同一法人IDでまとめて利用できる。

  3. 3

    電子カルテiBow4.5/5

    株式会社eWeLL・訪問看護ソフト

    ¥18,000〜/月ケアプランデータ連携訪問看護

    訪問看護ステーション向けの電子カルテ・業務支援クラウド。計画書・報告書の作成支援やレセプト機能、勤怠管理などを一体で提供する。

  4. 4

    カイポケ4.0/5

    株式会社エス・エム・エス・介護ソフト

    料金は問い合わせ無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか4

    訪問・通所・施設・居宅介護支援・障害福祉など幅広い事業所に対応し、タブレットやスマホでの記録を請求データや帳票に連動させるクラウド型の介護・障害福祉業務ソフト。

  5. 5

    ナーシングネットプラスワン4.0/5

    株式会社LITALICO・介護ソフト

    ¥8,000〜/月無料で試せるケアプランデータ連携施設系・通所系・訪問系ほか4

    居宅介護支援や訪問・通所介護、訪問看護、障害福祉サービスなど幅広い種別に対応するクラウド型の介護記録・請求ソフト。ケアプランデータ連携システムにも対応する。

編集部スコア順(2026年11月5日時点)。当てはまる89本のうち5本を表示。スコアは機能の優劣ではなく、選ぶための公開情報がそろっているかの目安です(採点方法)。

当てはまる89本をすべて見る

問い合わせ先

介護WEBサービスの問い合わせは、介護情報基盤ポータルのお問い合わせ(AIチャット・フォーム・電話)です。

窓口電話受付
介護情報基盤ポータル(介護事業所の方)0120-697-312平日8:00〜18:00、土曜8:00〜16:00。フォームは24時間
ケアプラン ヘルプデスク(ケアプランデータ連携・引っ越し)0120-584-7089:00〜17:00(土日祝日を除く)

問い合わせのときは、各画面の左下にある画面番号を伝えると話が早く進みます。請求や届出の実務で介護WEBサービスを担当する事務職員向けの記事は事務・請求の担当者向けのページに、事業所の管理者向けは管理者向けのページにまとめています。

よくある質問

介護WEBサービスの利用料はかかりますか

かかりません。厚生労働省は、介護WEBサービスの利用について事業所に利用料などの直接の費用を求めないとしています。カードリーダーなどの機器の費用は事業所の負担ですが、令和8年度は助成金があります。

介護WEBサービスに登録しないといけないのはどの事業所ですか

ケアプランデータ連携を令和9年1月の移行後も続ける、または新しく始める事業所は、2026年12月までの登録が必須とされています。それ以外の事業所も、利用者の市町村が介護情報基盤に対応すれば、証や認定の情報を見るのに使います。厚生労働省は、できるだけ早く登録するよう求めています。

電子請求受付システムのIDを持っていない場合はどうしますか

介護WEBサービスの利用登録には、電子請求受付システムのIDとパスワードが要ります。請求を代理人に委託していてIDやパスワードが分からない場合は、所管の国保連合会に確かめます。電子証明書の取得まで1か月程度かかる場合があるため、早めに手続きを始めます。

介護WEBサービスはスマートフォンでも使えますか

使えます。操作マニュアルの動作環境では、iOS 18.5以上、iPadOS 18.5以上、Android 15以上のタブレット・スマートフォンが挙げられています。拡張APDUに対応したスマートフォンは、マイナンバーカードの読み取りにも使えます。

出典

  1. 厚生労働省「介護保険最新情報Vol.1529 ケアプランデータ連携システムの介護保険資格確認等WEBサービスへの移行について」(令和8年7月29日)
    https://www.mhlw.go.jp/content/001730882.pdf
  2. 厚生労働省「介護保険最新情報Vol.1539 「介護保険資格確認等WEBサービスとの連携におけるAPI標準仕様書(第1.0版)」の公開について」(令和8年8月31日)
    https://www.mhlw.go.jp/content/001744369.pdf
  3. 厚生労働省「介護保険最新情報Vol.1544 介護保険資格確認等WEBサービス及び介護情報基盤に関する国際福祉機器展(H.C.R.)2026出展のお知らせ」(令和8年9月18日)
    https://www.mhlw.go.jp/content/001751848.pdf
  4. 厚生労働省「介護保険最新情報Vol.1505」(令和8年5月27日)
    https://www.mhlw.go.jp/content/12306000/001705086.pdf
  5. 厚生労働省「介護保険最新情報Vol.1405 介護情報基盤の今後のスケジュール等について」(令和7年7月22日)
    https://www.mhlw.go.jp/content/001520907.pdf
  6. 厚生労働省「介護情報基盤について」
    https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59231.html
  7. 厚生労働省「令和8年度第1回 介護情報基盤に係る自治体説明会資料」(令和8年7月22日)
    https://www.mhlw.go.jp/content/12306000/001726423.pdf
  8. 国民健康保険中央会「介護保険資格確認等WEBサービス」
    https://ltcip.jp/prd/index.html
  9. 国民健康保険中央会「新規利用開始までの流れ」(介護保険資格確認等WEBサービス)
    https://ltcip.jp/prd/guide/
  10. 国民健康保険中央会「よくあるご質問一覧」(介護保険資格確認等WEBサービス)
    https://ltcip.jp/prd/faq/
  11. 国民健康保険中央会「介護WEBサービス操作マニュアル 第2版」(2026年9月29日)
    https://ltcip.jp/prd/manual/kaigoweb_sosa_manual.pdf
  12. 国民健康保険中央会「介護保険資格確認等WEBサービスの利用にあたって」
    https://www.kaigo-kiban-portal.jp/assets/pdf/kaigoweb_riyou.pdf
  13. 国民健康保険中央会「初めてご利用される方への導入準備作業手引き」(令和8年5月版)
    https://www.kaigo-kiban-portal.jp/assets/pdf/tebiki.pdf
  14. 国民健康保険中央会「別紙 セットアップ手順書 電子証明書編」(令和8年5月版)
    https://www.kaigo-kiban-portal.jp/assets/pdf/tebiki_besshi_02.pdf
  15. 国民健康保険中央会「介護WEBサービス登録手順 ケアプランデータ連携機能編」(令和8年8月)
    https://www.careplan-renkei-support.jp/wp-content/uploads/sites/2/2026/06/kaigo_web_tejunsyo.pdf
  16. 国民健康保険中央会「よくあるご質問(ケアプランデータ連携システム引っ越し編)」
    https://www.careplan-renkei-support.jp/wp-content/uploads/sites/2/2026/06/keapu_hikkoshi_faq.pdf

制度・料金・製品の情報は変わることがあります。記事は2026年10月6日時点の公開情報にもとづきます。手続きの前に、出典の原文と自治体・提供元の最新の案内をご確認ください。誤りに気づいた方はお問い合わせからお知らせください。

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